平田 寛(ひらた ゆたか、1931年1月3日 - 2013年9月14日)は、日本の美術史学者、九州大学名誉教授
経歴
1931年、佐賀県で生まれた。九州大学文学部を卒業し、同大学大学院に進んだ。
修了後は九州大学文学部助手に採用され、その後奈良国立文化財研究所所員となった。1971年、九州大学文学部助教授に就いた。1978年に教授昇格。1995年に九州大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は長崎純心大学教授として教鞭をとった。1996年、学位論文『絵仏師の時代』を九州大学に提出して文学博士号を取得。2004年1月、講書始で「絵仏師」を御進講。
2013年9月、膀胱癌のため、自宅で死去。82歳没。
受賞・栄典
- 1994年:國華賞を受賞。『絵仏師の時代』に対して。
- 1995年:島田賞を受賞。
- 1996年:日本学士院賞を受賞。『絵仏師の時代』の功績に対して。
著作
- 著書
- 『絵仏師の時代』中央公論美術出版 1994
- 『ふうじん帖 美術史の小窓』中央公論美術出版 1996
- 『絵仏師の作品』中央公論美術出版 1997
- 『九州美術史年表 古代・中世篇』九州大学出版会「長崎純心大学学術叢書」 2001
- 『九州美術史の途』長崎純心大学博物館 2001
- 編著
- 『 奈良仏教』(図説日本の仏教 1)責任編集 新潮社 1989
参考
- デジタル版日本人名大辞典
- 「平田寛教授略歴・業績目録 (平田寛教授退官記念特輯) 」哲学年報 (54) 1995-03
典拠



