Xプレーンは、アメリカ合衆国が開発した実験機・記録機シリーズのこと。名称が実験機・記録機を意味するXで始められていることから、Xプレーン(X plane: planeは航空機の意)と呼ばれるようになった。その性格上、製造される航空機の性格は極めて多種にわたり、特異な外形や、世界記録を更新する優秀な性能を示すものが多いことで知られる。

概要

最初のXプレーンは、1946年に製作されたベルX-1である。これは、音速を突破するために造られた機体であった。これ以降もアメリカ航空宇宙局(NASA)、空軍、航空機メーカーを中心に開発されている。

高速性の追求においては大きな成果を挙げている。たとえば、水平飛行で初の音速突破を果たしたX-1の他、マッハ3を超えたX-2、有人航空機としては世界最速を記録したX-15などがある。

Xプレーンは2008年時点でもシリーズは続行されており、たわみ翼実験機のX-53が試験中である。尚、X-52については実験機の母機として使用されているNB-52との混同を避けるため欠番となっている。

Xプレーンの一覧

※キャンセルされ、実際に飛行していないものもある。

参考文献

  • 世界の傑作機Special Edition Vol.3 Xの時代 未知の領域に踏み込んだ実験機全機紹介』(文林堂、2004年) ISBN 4-89319-117-9

関連項目

  • アルバート・スコット・クロスフィールド
  • エドワーズ空軍基地

外部リンク

  • NASA資料

XPlane 12

新型XPLANE アメリカ特殊作戦部隊 YouTube

NASA、静粛超音速旅客機の実証機「Xplane」をLockheed Martinに発注 fabcross for エンジニア

XPlane 12 (early access) now available with the Aerosoft Shop New

最初のXプレーン、 ベルX1