カラドリオス、あるいはカラドリウス(ギリシア語: Χαράδριος, ラテン語: Caladrius, Charadrius)は、ローマ神話など中世ヨーロッパ等で信じられていた神鳥の一種である。

解説

カラドリオスは、キリストの化身とも、神の使いとも言われている。

危篤の王の枕元に現れ、回復の見込みがある(あるいは徳の良い)なら目をじっと見つめ、病を吸い取ってくれる。そうでなければ飛び去ってゆく。

西欧の人には、見ただけで病が薄まり、糞を飲めば不老長寿になると信仰されている。

特徴

カラドリオスは全体的に白っぽい鳥だが、首周り、尾の付け根、足は黒いという。目は極端に小さく、くちばしも堅く小さめだといわれている。首にアヌビスの書かれた黒い袋を提げており、吸い取った病をその袋に貯める。貯めた病が最大量まで達すると卵を産む。

脚注

出典

一次資料

  • アリストテレス 『動物誌』第9巻第11章、前343年頃。
  • プリニウス 『博物誌』 77年。
  • プルタルコス 『食卓歓談集』第5巻第7問 「凶眼について」、80年頃。
  • プラエネステのアエリアヌス 『動物の特性について』第17巻第13章、220年頃。
  • ヘリオドロス 『エチオピア物語』 3世紀後半。
  • オータンのホノリウス 『教会の鏡』 12世紀初頭。

参考文献

  • 松平俊久「カラドリオス」『図説ヨーロッパ怪物文化誌事典』蔵持不三也監修、原書房、2005年3月、238-240頁。ISBN 978-4-562-03870-1。 

関連項目

  • チドリ(ギリシア語の Χαράδριος およびラテン語の Caladrius は、「チドリ」を意味する)

外部リンク

  • David Badke, The Medieval Bestiary : Caladrius
  • Dave's Mythical Creatures and Places - Caladrius

黙示聖獣カラドリウス【デュエマ】DM32/UC カーナベル

カラドリウス(Caladrius)

カラドリウス minne 日本最大級のハンドメイド・手作り通販サイト

画像集/Nintendo Switch版「カラドリウス ブレイズ」が7月18日に発売。公式サイトと最新PVが本日公開

画像集/「カラドリウス ブレイズ」の発売記念イベントが8月24日に開催。試遊会や出演声優のトークショーなど,盛りだくさんの内容