予算制約線(よさんせいやくせん,英: budget constraint line)、あるいは単に予算線(よさんせん)とは、予算制約式を、財・サービスの消費量と財価格のグラフ上に描いた直線である。 この直線が無差別曲線と接する点(主体的均衡点または最適消費点と呼ぶ)において、消費者の効用が最大化される。

消費者は、予算の制限がなければ効用を限りなく最大化しようとする。 しかしながら、消費者一人一人が持ちうるお金には上限が決まっている。 簡単に言えば、財布の中に入る金には限りがあり、効用も制限される。 この上限の下、消費者は自己の効用を最大化するような財・サービスの組み合わせを決定する。 このような制限を、経済学では予算制約と言い、それを式で表したものが予算制約式である。

たとえば、2つの財XとYを仮定し、これらの財の価格をそれぞれPx、Pyとする。また、所得をIとすると、 予算制約式は P x x P y y I {\displaystyle P_{x}x P_{y}y\leq I} となる。

関連項目

  • 無差別曲線

【ミクロ経済学】異時点間の最適消費計画【予算制約線と公式】

予算線 Budget constraint JapaneseClass.jp

予算制約線の切片についてわかりやすく解説|中小企業診断士試験に出題される用語辞典

下図には、予算制約線Aと予算制約線Bおよび、これらの予算中小企業診断士問題集

【ミクロ経済学】異時点間の最適消費計画【予算制約線と公式】