フローイラン・サルダール(Froilan Saludar、1989年4月17日 - )は、フィリピンのプロボクサー。ポロモロク出身。元WBOアジアパシフィックフライ級王者。元WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王者。元OPBF東洋太平洋バンタム級王者。
人物
元WBO世界ミニマム級王者で元WBA世界ミニマム級レギュラー王者のビック・サルダールと、元アマチュアボクサーで2010年広州アジア大会フライ級金メダリストのレイ・サルダールは実弟。
来歴
2009年7月27日、プロデビュー戦は3回TKO勝ち。
2010年11月20日、リムエル・オビドスとWBOユースアジアパシフィックフライ級王座決定戦を行い、初回2分26秒KO勝ちを収めユース王座を獲得した。
2010年12月19日、WBOアジアパシフィックユース王座の初防衛戦としてジョッカー・ブハウィと対戦し、2回2分59秒KO勝ちで初防衛に成功した。
2011年2月19日、リエンペット・ソーウィラポンとWBOユースフライ級王座決定戦を行い、初回1分24秒TKO勝ちを収めユース王座を獲得した。
2011年8月6日、ガブリエル・プマールとWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦を行い、10回2分54秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。
2012年3月17日、アレハンドロ・モラレスとWBO世界ユース&WBOアジアパシフィックフライ級タイトルマッチを行い、10回3-0(98-92×3)の判定勝ちを収め2冠王座の初防衛に成功した。後にサルダールはWBOアジアパシフィック王座を返上した。
2012年9月21日、ホセ・アルフレド・ティアドとWBO暫定オリエンタルフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(118-110、119-109、120-108)の判定勝ちを収めオリエンタル暫定王座を獲得した。
2014年6月19日、マックウィリアムズ・アローヨと対戦し、プロ初黒星となる2回2分25秒TKO負けを喫した。
2015年4月25日、ファリス・ネンゴとWBOインターコンチネンタルフライ級王座決定戦を行い、5回TKO勝ちを収めインターコンチネンタル王座を獲得した。
2016年9月4日、初来日試合として座間市立市民体育館でWBC世界スーパーフライ級4位の井上拓真と対戦し、10回0-3(90-97×2、91-96)の判定負け。
2018年7月27日、山東省・青島でWBO世界フライ級王者の木村翔に挑戦し、6回54秒KO負けを喫し世界王座獲得に失敗した。
2019年9月21日、後楽園ホールでスーパーフライ級転向後の王座戦としてWBOアジアパシフィックスーパーフライ級6位の村地翼とWBOアジアパシフィック同級王座決定戦を行い、8回54秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功、日本人ボクサー初勝利を飾ると同時にWBOアジアパシフィック王座の2階級制覇を果たした。
2020年2月14日、後楽園ホールでWBOアジアパシフィックスーパーフライ級4位の福永亮次とWBOアジアパシフィックスーパーフライ級タイトルマッチを行い、7回1分40秒TKO負けを喫し初防衛に失敗、王座から陥落した。
2021年12月21日、オーストラリア・シドニーでアンドリュー・モロニーとWBOオリエンタルスーパーフライ級王座決定戦を行い、10回0-3で判定負けを喫しオリエンタル王座の2階級制覇とはならなかった。
2023年7月8日、メキシコ・メテペックでWBC世界スーパーバンタム級2位のルイス・ネリと対戦し、2回1分46秒TKO負けを喫した。
2023年10月12日、有明アリーナでOPBF東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太に挑戦し、初回1分TKO勝ちを収め王座を獲得した。
2024年1月26日、セブ島のリゾートホテル・NUSTAR RESORT&CASINOで前OPBF東洋太平洋バンタム級王者で同級6位の栗原慶太とOPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ・IBFアジアバンタム級王座決定戦で再戦するも、8回1分13秒KO負けを喫しOPBF王座の初防衛とIBFアジア王座の獲得に失敗、OPBF王座から陥落した。
2024年8月30日、地元ポロモロクのポロモロク・ジムでレイマーク・タデイと対戦し、2回27秒KO勝ちを収め再起に成功した。
2024年11月15日、ドバイのザ・アジェンダでウィリアムス・フローレスとWBAインターコンチネンタルバンタム級王座決定戦を行い、12回3-0(115-113、116-112、115-114)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
戦績
- プロボクシング:45戦 36勝 (25KO) 8敗 1分
獲得タイトル
- WBOアジアパシフィックフライ級ユース王座
- WBO世界フライ級ユース王座
- WBOアジアパシフィックフライ級王座(防衛1=返上)
- WBOオリエンタルフライ級暫定王座
- WBOインターコンチネンタルフライ級王座
- WBOアジアパシフィックスーパーフライ級王座(防衛0)
- 第54代OPBF東洋太平洋バンタム級王座(防衛0)
- WBAインターコンチネンタルバンタム級王座
脚注
関連項目
- 男子ボクサー一覧
- 世界ボクシング機構(WBO)アジア太平洋王者一覧
- 東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)王者一覧
外部リンク
- フローイラン・サルダールの戦績 - BoxRec(英語)



