コビトサギ(小人鷺、学名:Zebrilus undulatus)は、サギ科に分類される鳥類の一種である。本種1種でコビトサギ属を構成する。

分布

南アメリカ北部から中部(コロンビア東部、ベネズエラからブラジル西南部、ボリビア北部まで)に分布する。

形態

体長約30 cm。サギ科で最も小型の種のひとつである。頭上にはやや長めの冠羽がある(このため、サンカノゴイ亜科ではなくアオサギ亜科に分類されることもある)。頭上は黒色、翼と尾は黒褐色で、翼には淡褐色の細かい横斑が入る。体の下面は淡い黄褐色で、褐色の斑が入る。虹彩は黄色である。嘴は他のサンカノゴイ亜科の種と比べると短く厚めである。

幼鳥は、体の上面が赤褐色で、顔、頸、胸は明るい赤褐色である。

生態

沼地や河川沿いの森林に生息する。

魚類、両生類、甲殻類、昆虫類を捕食する。

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目 フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、36頁

関連項目

  • サギ

ゴイサギとコウノトリの仲間

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