姫駅(ひめえき)は、岐阜県多治見市姫町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)太多線の駅である。駅番号はCI04。
歴史
現在の姫駅は改軌された際に新線上に設置された2代目である。旧線時代、姫治村村内には大字大藪に大藪口駅、大字下切に姫駅(初代)が設置されていたが、改軌に伴う新線移行の際に姫駅(初代)は廃止された。新線上の姫駅(2代)は大字大藪に設置されており、このことから姫駅(2代)は大藪口駅の移転改称と扱う資料も散見される。
なお、初代姫駅が存在した大字下切には後に下切駅が開業している。
年表
- 1918年(大正7年)12月28日:姫治村大字下切に東濃鉄道(初代)の姫停留場として開業。旅客営業のみ。
- 1919年(大正8年)
- (5月13日:姫治村大字大藪に大藪口停留場が開業。)
- 3月27日:姫停留場が駅に昇格。交換設備使用開始。貨物の取扱を開始。
- 1926年(大正15年)9月25日:東濃鉄道の国有化により鉄道省太多線の駅となる。
- 1928年(昭和3年)10月1日:姫駅(初代)廃止。新線上の姫治村大字大藪に姫駅(2代目)開業。
- 1959年(昭和34年)10月15日:貨物の取扱を廃止。
- 1972年(昭和47年)5月1日:旅客取扱い要員を廃止し、運転扱い要員のみ継続配置(平成初頭まで、駅前商店で切符を販売)。同時に荷物扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東海の駅となる。
- 2005年(平成17年)12月20日:旧駅舎解体。
- 2006年(平成18年):新駅舎が竣工。
- 2010年(平成22年)3月13日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは構内踏切で連絡している。ホームの有効長は4両である。そのため、かつて運転されていたホームライナー太多はドアカットを行なっていた。
多治見駅管理の無人駅。駅舎は扉のない構造でバリアフリーとするためスロープが設置されている。待合所がある。
のりば
利用状況
「統計たじみ」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
- 多治見市役所南姫事務所
- 多治見姫郵便局
- 多治見市立南姫中学校
- 多治見市立南姫小学校
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- CI 太多線
- 根本駅 (CI05) - 姫駅 (CI04) - 下切駅 (CI03)
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧




