郝 龍斌(かく りゅうひん、ハオ・ロンピン、1952年〈民国41年〉8月22日 - )は中華民国(台湾)の政治家(中国国民党)。元台北市長。

父親は中華民国国軍参謀総長、行政院長を歴任した郝柏村。

経歴

1952年台北市生まれ、本籍は江蘇省塩城県(外省人二世)。

1975年に台湾大学卒業後、アメリカのマサチューセッツ州立大学に留学。帰国後、台湾大学食品研究所で教授として勤めた。

1995年に中国国民党を離党し、親中国の旗幟を鮮明にした新党の中心メンバーとなり、1996年から立法委員を2期務めた。

2001年3月、民進党の陳水扁政権下で環境保護署長(環境大臣に相当)に就任。しかし、陳水扁政権(游錫堃内閣)が推進する公民投票に反対して、2003年10月辞任した。

その後、中華民国紅十字会(台湾の赤十字社)の秘書長を経て、2006年1月に国民党に復党。同年12月の台北市長選に国民党公認候補として出馬し、民進党の謝長廷や親民党主席の宋楚瑜を下して当選した。民選台北市長としては、陳水扁(元総統)、馬英九(元総統)に次いで3代目。国民党のホープとされる。

2008年6月、台北市長として初めて訪中し、韓正上海市長と会談、上海万博台北市参加協定を締結した。日本にも2008年4月、2009年5月に来日し石原慎太郎東京都知事と会談している。

2010年11月の台北市長選挙で、民進党の蘇貞昌らを下し再選。

2016年1月16日の台湾立法院選挙で民進党の蔡適応に敗北。

2020年の国民党主席補欠選に出馬するも、江啓臣に敗れた。

脚注

外部リンク

  • 郝龍斌官方Facebook (hauhigh) - Facebook
  • (Lungbin)

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