フェアエールング(欧字名:Verehrung、2020年3月18日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍に2025年の小倉牝馬ステークス。

馬名の意味は、尊敬(独)。

経歴

2022年7月16日、福島競馬場6Rの2歳新馬戦で柴田大知を背にデビュー。先手を取ってそのまま逃げ切り、デビュー戦を勝利で飾った。丹内祐次に乗り替わった9月3日の札幌2歳ステークスも積極的に前に出ていくも、失速しブービーの13着に惨敗。

3歳シーズンは序盤から着外続きだったが、丹内が鞍上に復帰した2023年7月23日の3歳以上1勝クラスで2着に好走。以降は丹内とのコンビが定着し、続く利尻特別と釧路湿原特別で連勝を飾った。出走登録していた秋華賞は抽選の結果、除外になった。10月22日の新潟牝馬ステークスは8着に敗れる。

丹内が鞍上から離れた4歳シーズン序盤は連続で着外に沈む。丹内が復帰した2024年7月27日のSTV賞は直線内をついてスミを差し切り、シーズン初勝利を収めるとともにオープンクラスに昇格した。11月10日の福島記念は52キロの軽ハンデも生かして直線で鋭く伸び、アラタから1馬身差の2着に好走。

5歳となった2025年シーズンは今年度より創設された重賞競走である1月25日の小倉牝馬ステークスより始動。中団から直線外を伸び、内から抜け出してきたシンティレーションともつれ合ったままゴール。写真判定の結果、同着での重賞初制覇を果たした。JRA重賞での1着同着は、2021年のチューリップ賞(エリザベスタワー&メイケイエール)以来、12度目である。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comおよびJBISサーチに基づく。

  • 競走成績は2025年1月25日現在

血統表

  • 牝系は小岩井農場の基礎輸入牝馬の一頭であるフロリースカツプにルーツを持つ。3代母オカノブルーの子孫にマイネルデュプレ(共同通信杯)、マイネルブライアン(シリウスS、群馬記念、グランシャリオC)、マイネルビンテージ(京成杯)。そのほかの近親はフロラーカツプ#サンマリノ牝系を参照。
  • 半兄に2025年1月時点で国内最高齢の現役競走馬・マイネルバルビゾン(2009年生)がいる。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ

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